うつ病
なぜうつ病は起こるのか
- 基本的な原因はいろんな種類のストレスからで、過度な精神的、身体的ストレスにより、視床下部、下垂体、副腎皮質系(HPA)が活性化し、グルココルチコイド(GC)分泌増加
- 増加したグルココルチコイドが、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)を抑制し、ネガティブフィードバック形成 (ネガティヴフィードバックとは、増えすぎたものを抑制する非常に重要な自動調整システムです)
- 慢性的ストレスが長期間続くほど、副腎皮質系の調節に異常が起こりグルココルチコイド高値が持続
- グルココルチコイドの高値は、海馬神経細胞に障害を与え、記憶低下や、ストレス耐性を低下させる
- モノアミンの低下 (自殺者の脳はモノアミンが低下している)
- 脳内のBDNF(脳由来神経栄養因子のことで、脳の神経を育て、守り、繋げるタンパク質)濃度の低下
うつ病による身体症状
- 睡眠障害
- 食欲不振
- 運動制御
- 思考の停止
- 記憶低下
対策や食事や栄養
- しかし食欲不振の方はまずはしっかり食べることが重要 (食欲低下により低血糖になりやすいので、脳のエネルギー源であるグルコースが不足します)
- タンパク質摂取を心がける (アミノ酸はノルアドレナリン、セロトニンのため、脳内アミンの前駆物質)
- トリプトファン、チロシン、フェニルアラニンの摂取
- 脂質の摂取 (うつ病患者はオメガ3脂肪酸が少ない傾向)
- ビタミンB1摂取 (脳の記憶の神経に良い)
- ビタミンB6摂取 (アミノ酸の代謝に良い、アミノ酸は脳内アミンの前駆)
- ビタミンC,マグネシウム,オメガ3脂肪酸,ビタミンB群,トリプトファン (グルココチノイドの分泌を抑える)
- コレステロール、パントテン酸、タンパク質、鉄 (副腎皮質サポート)
- 亜鉛摂取 (味覚障害対策)
- カルシウム摂取 (不足すると神経系が興奮しやすい)
- 鉄 (鉄欠乏が疲労性を起こす)
- ビタミンの貯蔵
摂取できる食材
- 卵、鶏胸肉、さば、イワシ、サーモン、納豆などの動物性タンパク質 (トロプトファン、チロシン、フェニルアラニンも同時に摂取可能)
- オメガ3脂肪酸 (亜麻仁油、さば、イワシ、サーモン)
- ビタミンB1 (豚肉、玄米、うなぎ、ニンニク)
- ビタミンB6 (鶏胸肉、バナナ、ニンニク)
- ビタミンC (柑橘類、いちご、ブロッコリー)
- マグネシウム (ナッツ、海藻、納豆、豆腐、カカオ)
- パントテン酸 (卵、納豆、アボカド、きのこ)
- 鉄 (赤身肉、カツオ、アサリ、小松菜、納豆)
- 亜鉛 (牡蠣、卵、ナッツ)
- カルシウム (小魚、小松菜、豆腐)
注意すべきこと
うつ病患者は、アルコール中毒になりやすいですが、アルコールはビタミンの吸収の抑制、栄養素の排出、食事の摂取不足による栄養不足が起こるため、うつ病が長引く原因となります
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