うつ病

うつ病

なぜうつ病は起こるのか

  • 基本的な原因はいろんな種類のストレスからで、過度な精神的、身体的ストレスにより、視床下部、下垂体、副腎皮質系(HPA)が活性化し、グルココルチコイド(GC)分泌増加
  • 増加したグルココルチコイドが、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)を抑制し、ネガティブフィードバック形成 (ネガティヴフィードバックとは、増えすぎたものを抑制する非常に重要な自動調整システムです)
  • 慢性的ストレスが長期間続くほど、副腎皮質系の調節に異常が起こりグルココルチコイド高値が持続
  • グルココルチコイドの高値は、海馬神経細胞に障害を与え、記憶低下や、ストレス耐性を低下させる
  • モノアミンの低下 (自殺者の脳はモノアミンが低下している)
  • 脳内のBDNF(脳由来神経栄養因子のことで、脳の神経を育て、守り、繋げるタンパク質)濃度の低下

副腎皮質刺激ホルモンは、ないと生きていけない重要なホルモンですが、それを阻害(放出)するのが放出ホルモンで、放出ホルモンを抑えるのがネガティブフィードバックです

グルココルチコイドは過剰でなければ、逆に認知機能を強化する大事なものです (高値が続くことがよくありません)


うつ病による身体症状

  • 睡眠障害
  • 食欲不振
  • 運動制御
  • 思考の停止
  • 記憶低下

うつ病になると、興味や喜びが湧くことが難しくなるため、一度なると厄介で自殺率も15%と高い病気です

そのため予防することがまず重要です


対策や食事や栄養

この記事結局何を食べたら良いの?の摂取を行うことがまず何より大事です

  • しかし食欲不振の方はまずはしっかり食べることが重要 (食欲低下により低血糖になりやすいので、脳のエネルギー源であるグルコースが不足します)
  • タンパク質摂取を心がける (アミノ酸はノルアドレナリン、セロトニンのため、脳内アミンの前駆物質)
  • トリプトファン、チロシン、フェニルアラニンの摂取
  • 脂質の摂取 (うつ病患者はオメガ3脂肪酸が少ない傾向)
  • ビタミンB1摂取 (脳の記憶の神経に良い)
  • ビタミンB6摂取 (アミノ酸の代謝に良い、アミノ酸は脳内アミンの前駆)
  • ビタミンC,マグネシウム,オメガ3脂肪酸,ビタミンB群,トリプトファン (グルココチノイドの分泌を抑える)
  • コレステロール、パントテン酸、タンパク質、鉄 (副腎皮質サポート)
  • 亜鉛摂取 (味覚障害対策)
  • カルシウム摂取 (不足すると神経系が興奮しやすい)
  • 鉄 (鉄欠乏が疲労性を起こす)
  • ビタミンの貯蔵

これらの栄養は、予防にもなり、治療としても使われているため、継続することが再発予防やマイナスな思考を起こさせないために必要です


摂取できる食材

  • 卵、鶏胸肉、さば、イワシ、サーモン、納豆などの動物性タンパク質 (トロプトファン、チロシン、フェニルアラニンも同時に摂取可能)
  • オメガ3脂肪酸 (亜麻仁油、さば、イワシ、サーモン)
  • ビタミンB1 (豚肉、玄米、うなぎ、ニンニク)
  • ビタミンB6 (鶏胸肉、バナナ、ニンニク)
  • ビタミンC (柑橘類、いちご、ブロッコリー)
  • マグネシウム (ナッツ、海藻、納豆、豆腐、カカオ)
  • パントテン酸 (卵、納豆、アボカド、きのこ)
  • 鉄 (赤身肉、カツオ、アサリ、小松菜、納豆)
  • 亜鉛 (牡蠣、卵、ナッツ)
  • カルシウム (小魚、小松菜、豆腐)

効率よく摂取する組み合わせとしては、キウイ、さば、卵、納豆、玄米、味噌汁、ブロッコリーで多くの栄養素をカバーできます


注意すべきこと

うつ病患者は、アルコール中毒になりやすいですが、アルコールはビタミンの吸収の抑制、栄養素の排出、食事の摂取不足による栄養不足が起こるため、うつ病が長引く原因となります

ビタミンの貯蔵は、うつ病予防や治療に必要不可欠なのでアルコールを控えることやビタミンを排出することを控えることを意識し、ビタミン摂取を心がけると良いです

一度発症すると摂取しなければならない栄養素は多く、できるだけ早く治すためにはうつ病がどのようなものか理解が必要となりますので、うつ状態でこれらをクリアしていくことはすごく大変なことですが、皆様の鬱改善のお力になれるようできる限りのサポートをさせていただきます

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